図書委員長 2019-11-24 02:38:36 |
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えへへ、でもそれで良くない?あたしにとっては桐島さんがいいって言ってるんだもん。
…ちょ、──っはぁ!?…こ、こういう事、他の女の子にもしてるの…!?
はーい。ささっと洗って、ぱぱっと帰って来るねー!────あ、あったー、洗濯機!やっと見つけた~。これが噂の…、えっと、このボタンかな?
(自分にとって相手が魅力的だと伝わればそれで良いようで、頭を撫でられて幸せそうに相手の手に擦り寄りながら、とろけきった笑顔を浮かべて。めくられた裾を慌てて押さえると、あたふたと動揺して中々言葉が出てこないものの、真っ赤な顔で相手を睨み、相手の言動を冗談だと誤解している経緯があるため、口をついて出たのは裾をめくられた事に対する抗議ではなく、他の女の子にもしているのかという少しズレた反論で。相手の言葉に元気よく返事し、布団と制服を手に図書室を出て、散々迷った挙句に家庭科室に辿り着き洗濯機を発見すると、珍しい物を眺めるようなキラキラとした眼差しではしゃいだ後、完全に勘を頼りに洗濯を始めて)
……っ!?…じ、じゃあ、全部知って──え、知ってて、それでも、戻らなくて良いって言ってるの…?
(告げられた内容に衝撃を受け、目を見開いたままあんぐりと固まってしまい、いつか相手に知られるような事があれば間違いなくもう相手の側には居られなくなるだろうと覚悟していたのに、自分がこの世界の人間ではないと既に相手は知っていたどころか、自分の知らない情報まで持っており、更に全て知っている上で今こうして、この世界に留まり側に居てくれる選択肢を提示されていることが信じられずに、自分の気持ちなんて1つしかないものの、混乱のあまりすぐに答えられずに、ただただ相手を見つめて)
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