図書委員長 2019-11-24 02:38:36 |
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…そりゃお前の尺度だ、まぁ、だけど。
…ありがとな、お前みたいな彼女を持って俺は幸せモンだよ。
揶揄ってないぞ、襲っていいなら獣らしく無作法に襲うし。
……白か。
山田の制服のことすっかり忘れたわ、じゃ、頼むわ。
……今は少し疲れててな。休みたい、何かあったら大声で呼べ、光の速さで駆けつけるからさ。
(正直に伝えられてもそれが己の常識、覆せない当然の物事、評価対象として染み付いているため相手の尺度として切り捨ててしまうものの、相手が自分のことを好きだと、そして自分がいいのだと、そう言うと、相手の頭を撫で撫でしてお礼をして。
文句を述べられると冗談だと思われたことに不服らしく、相手のコートの裾を摘んで本当めくり、いざとなれば襲うと言った後、下着の色を口に出して言うデリカシーの無さを発揮して)
お前が出てる小説を見たからだよ、桐島玲もお前の本名だ、
俺の実家にゃありとあらゆる書物が集められてる、禁忌目録さえも全部、んで、お前の出てた物語の内容はこうだ。
『本の中から現れた少女、桐島玲は記憶を失っており、自分が描かれている本を探している時、とある青年と出会い、そこから転機が訪れる』……だ。
…お前の知らない事実を俺は知ってる、だから、物語の最中で青年がやらなかったネタバラシを今した。
…当然だが、今すぐ選べ、レイ、俺の見つけた戻り方を実行して戻るか。
このままこの世界に留まり、俺と過ごすか。
(最後まで内緒にしておく手筈だったものの、彼の見たストーリーの枠組みにハマり、バッドエンドで終わってしまう為あえて今バラし、誰も知らないエンディングルートへ歩もうとしていて、全て看破してなお、相手を受け入れ、己と過ごさせるルートを用意しており、選択を迫って、彼もかなり焦り、急繕いのようで、断られたら、と心臓がバクバクと今にも破裂しそうで)
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