図書委員長 2019-11-24 02:38:36 |
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…はは、一応言っとくぞ。
後悔すんなよ。
(最後の警告、と言わんばかりに、はにかむ相手の唇に指を押し付け、少しだけ笑って表情をなんとも珍しく、転々と変えると、最終的には相手と同じようなほほ笑みをして)
言え、そうしないとやってやんねー。
(相手がどれだけ訴えかけ、助けを求めても、今自分は意地悪なのだ、意に介するワケもない、だから、そう。
子供っぽく、もじもじしている相手の首筋を人差し指で一瞬だけ撫でて。)
すまないがドストレートに好意をぶつけられるのもちょっとぉ…
(自分はダイレクトな好意をぶつける割に、相手からのストレートな好意を何度も受け取ると爆発するレベルで羞恥心が溜まる、だから、まぁ、自分勝手ではあるがもごつきながら言って)
______どこへ帰る。お前の場所は此処だろう?
桐島 玲。
(文字通り死にものぐるいで駆けずり回っていたが、上から見下ろせばいいという考えに至って階段を飛ぶようにして駆け上がっていたものの、誰かいるのを悟ると息を整え気配を消し、少しだけ寄ると声が届き、だからそのまま。
相手の方へ手を差し伸べ、相手の脳内に、精神に、真名を語ることで直接的に干渉し、声を届かせて。)
…いつか、また、話す時が来たら話すよ。
(結ばれた手は離さない、離せない。呪いだろう、それは確かに呪いで、毒だ、しかしそれは人を溶かすワケでも、殺すワケでもない。
共依存の毒だ、自分自身は知らぬうちにたっぷり浸かっている。
だからこそ、ここで一気に話してしまうのはもったいない、後で、後で、ゆっくり話していこう。)
「ならダメだ!何せアイツは……」
『大英雄 アキレウスの親父、だからな、俊足は親譲りだ』
「知ってたよちくしょう!玲!お前逃げろ!
くそ……《一騎打ちの戦火》だ!逃げるなよ!ペーレウス!」
(久々の超絶技巧戦闘がこれだ、当然体にもガタが来るし、疲労がドッと溢れ出てくる、今の自分では相手を抱いて逃げ切れる自信が無いし、しかも相手は俊足の英雄の親、遅いわけもない、少なくとも自分に追いつけるのは明確。
そう考えた言葉は律儀に扉から…否、扉を蹴破った音で掻き消され、思った通りの回答をする。
そしてこのままじゃマズいと思ったのか、1階ということを利用して窓を指さし逃げるように伝え。
そして指に灯った小さな火をペーレウスに飛ばしてそう叫び)
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