図書委員長 2019-11-24 02:38:36 |
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ぐー……ぐー……。
いやぁ、狼なんてみんな怖いし獰猛で盛りがついたもんだぜ?俺が例外とは限らねえよ。
……流石にそりゃやめとくか、お前も乙女だもんな。
…そりゃ、良かった。
(いつもなら静かに眠って寝息を立てているのに、何故か今回だけ馬鹿みたいな鼾をかきながら、それほど居心地がいいのかは彼自身のみ知るため分からず、当然こぼした相手の言葉は聞こえない、だからこそ、静かな部屋で静かではない状態で眠り続けて。
相手に求められると撫でない訳にもいかず、やはり猫なのではという考えが巡るが気にしない事にし、相手が自分のことを優しい狼というものだから、少しぐらい、狼の、獣の怖さを味あわせてやってもいいか?と考えるが煩悩を打ち砕き、笑いながら変わらず撫で続けて。
まさか何も着ていないとは思っていなかったため、相手の手が無かったら相手の色々なところが見えていた、そう考えると途端に恥ずかしくなり手を離し、その話した理由を適当に作り、言って。
相手が自分と触れ合うことが苦手だったりしたらどうしようなどと考えていたため、相手の返答に安心し、優しく相手を抱き締めると耳元でそう囁いて。)
……そっか。一応聞くけどさ。
……俺と、居たいか?
(相手と会話が少し噛み合っていないことは理解しているものの、それもこれも、相手が離別を選べばどうでも良くなる。
相手に答えを聞くのではなく、自分からYESNO問題のような質問を投げかけ、断られる覚悟もしているのか、その微笑みは儚げであり、痛々しげで)
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