図書委員長 2019-11-24 02:38:36 |
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もちろん。ゆっくり…できるかは分かんないけど、休んで?
…匂いもだけど、桐島さんの手も好き。きもちい…。
行きたいところ?う~ん…、好きな人と一緒に手を繋いで、景色が綺麗なところを歩くのとか、ずっと憧れてるんだよね。デートとかしたことないから分からないけど、2人で美味しい物食べたり、お買い物したり、公園とか遊園地で楽しく遊んだり、くっつきながらお星様を眺めたり…?そういう恋人っぽいことはしてみたいかも。
っ、ほ、ほんと…?
(理由は分からないものの何故か遠慮している相手を促すようにぽんぽんと膝を叩き続けながら、柔らかい笑顔を向けてもちろんと即答して。素直モードに一度火がついてしまえばとことん素直になるようで、すでに抱きついてしまっていることもあり、相手からは自分の表情や反応が見えないこともあり、うっとりとした甘い声色で撫でられた感想まで正直に口にして、満足そうに幸せを堪能していて。突然行きたいところを尋ねられれば宙を見上げて少し考え込むものの、そもそも行ったことがない、行きたくても行けなかった場所の方が圧倒的に多いため希望や憧れを挙げればキリがなく、知識や経験がないなりに何となく行ってみたい、やってみたいと思っていることを深く考えずに羅列していって。相手に力強くフォローされると、予想外の反応にこちらも驚いて目を丸くしながらおそるおそる相手の方を向き、不安そうに、確かめるように揺れる瞳で相手を見つめ、弱々しい声で尋ね返して)
──ッ、………!あの、っ、ほんとに……ありがとうございます、でも、ごめんなさい…。あたし、……っ、も、もうすぐ、振られちゃうかも──っ、うぅ"……!!
(相手の最後の言葉に思いっきり目を見開くと同時に止まっていたはずの涙がじんわりと滲んできて、初対面の、しかも桐島さんの師匠の前でみっともない姿を見せる訳にはいかないと思い必死で堪えようとするものの、何か言葉を発しようとすればするほど声が震えてきて、相手の言葉は有難く、その通りであって欲しいと強く思うものの、先程の霊と桐島さんのやり取りを嫌でも思い出し、桐島さんの方は他の女性でも、むしろ他の女性の方が良いのではないかと考えてしまった瞬間、一気に両目からぽろぽろと涙が勢いよく溢れ出して止まらなくなり、せっかく相手が気遣ってくれたにも関わらず自分が至らないせいで大好きな人に振られて別れてしまうのかと思うと申し訳なくてたまらず、ぐちゃぐちゃの酷い顔を隠すように俯いて両手でごしごしと目を擦りながら号泣し、とうとう弱音を零してしまって)
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