図書委員長 2019-11-24 02:38:36 |
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そういうんじゃねえんだ……、お前は悪くない。
……そういうのいちいち言わなくてもいい、好きにやれ。
いや苦いのがダメって訳じゃない、本当にこっちの事情で、薬は飲みたくないんだ。
あっ、あぁ…それなら良かった……。
……。
(両手で顔を覆い隠して相手が自分の頭を撫でやすいように屈み、相手から心配されて、更に撫でられるというのは無かったため、温かみがじんわりとしみるのが分かり、撫でられながら相手は悪くないといって。
相手から強く抱きつかれてもその力などたかが知れているため痛がりなどはせず、相手が自分に有無を問い、応えるまもなく自分に擦り寄ると、好きにやれと言ったのだからいちいち許可を取るなと。
相手の予想は外れ、自分は苦いものが嫌いと言うよりその逆、甘いもの嫌いの苦いもの好きであり、それは関係ないため心のうちに留め、昔色々あったから飲みたくないと正直に答えて。
相手が怒ったり悲しんでないことを確認すると安心し、良かったとほっと撫で下ろすものの、相手が言った通り、こっちも初めてでどう今から話せばいいかわからず、相手を見つめながら無言になる、という意味不明な現状になってしまい。)
製造した本人が副作用などないと断言していますが、その実態は分かりません、何せ完成品は砕かれ、残ったサンプルもドゥディスが飲み干してしまいましたから。
ですが、彼の様子を見る限り副作用はありませんね、そもそも身体が別物という部分もありますが、彼は神話上の英雄から指南を受けています、アタランテ、ヘファイストス、ペーレウス、アキレウス、アスクレピオス、ヘラクレス。
その眼は見通すもの。その唇は真実を語るもの。その手は悪しきを砕くもの。その足は全てを駆けるもの。
……今の彼にもその性質は受け継がれている、滅多なことでは死にません、そして何より。
彼がその気になれば、邪魔者がいないこの世界で、不老不死薬を作ることだって出来る。
副作用など、気にする方が阿呆というもの。
(相手の心配はご最もであるが、そもそも前世と今世は身体が違う、今の彼は不老不死ではない、ただの人間、とも言い難い力は持っているものの、副作用などは生まれから今まで見据えてきた賢者がないと、そして医神も断言している、だから、ない、とキッパリ答えて)
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