図書委員長 2019-11-24 02:38:36 |
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きつい?なにが……っ!もしかして、体調悪かった?ごめんね?あたし、いっぱいいっぱいで、気づけなくて…!
えへへ、じゃあもうちょっとだけ、くっついてたい…。
桐島さんも苦いのダメなんだー、あたしも甘い物のほうが好きだから力になれそうにないかも、うぅ~。
う、ううんっ!全然そんなことないのっ、でも、あの……えと、こ、こういうの、慣れてないから、恥ずかしくなっちゃったっていうか──、どんな感じで居ればいいか、分かんなくて…?
(一体何がきついのだろうと、訳も分からないまま頭を撫でられながら、ぽかんとした表情で考えてみるもののさっぱり分からず、もしかして体調が悪い中無理をさせてしまっていたのだろうかという考えに至ると、申し訳なさそうに慌て始め、軽く背伸びをして相手を気遣うようになでなでと頭を撫で返しながら、心配そうに相手の顔を見つめて。好きにしていいと言われて頭を撫でられると、それはそれは嬉しそうに、遠慮なく、抱きつく腕にぎゅうっと力を込めて、大好きな気持ちを全てぶつけるかのように、撫でてくれる相手の手にすりすりと擦り寄り続けて。薬が苦手と聞けば苦い味がダメなのだろうと予想し、何か力になれたらと軽い気持ちで尋ねてはみたものの、自分も苦いものは得意ではないため力になれそうなことはすぐには思いつかず、しょんぼりと肩を落としながら、自分も苦いものは好きではないと残念そうに呟いて。焦っているような相手の様子ですぐに誤解をさせてしまったかも知れないと察すると慌てて相手の方に向き直り、両手のひらを相手に向けて大きく振りながら必死にそうではないと弁解し、しどろもどろで真っ赤になりつつも、慣れていない故に恥ずかしく、どういう反応をすれば良いか分からなかったと自信なさげに説明して)
──じ、じゃあ、桐島さんにはすっごく昔の記憶があるってこと……っ、あ、あの、その桐島さんが…ドゥディスさんが飲んじゃった薬って、他になにか副作用とか…身体に悪いこととか、ないですよね…!?
(自分がとった纏まりのないメモを見ながら、頭の中を整理するように少し考え込み、結論だけは何となく理解したようで、自分の理解した内容が合っているかを確認するように小声で呟き、しかしそんな難しい話よりも、大好きな彼が前世で得体の知れない薬、しかも先程相手が不完全だと言っていた物を飲んだという点が心配でたまらず、おろおろと慌てながら、桐島さんは本当に大丈夫なのかと真っ先に確認して)
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