せんせい、あのね。*BL*《募集》

え～、春ちゃんセンセーかよ。あの人、ホントは絶対性格ワルいって！
(わざとらしく顔をしかめ、大袈裟に反応して)


でもさ先生。やっぱセンセーの中だったら歴史の川岸センセー一択すよ。美人でめっちゃスタイル良いし。
(見る目ないな～という風に笑いながら)

あ～…川ちゃんな。
あの子、めっちゃ真面目から苦手なんや。
(苦笑いをしつつ)

京夜センセー！メイク直しさせて～！
(クラスの女子が数人ドアを開けて)

まあ？確かにお堅い感じはすっけどな～
(にやにやと楽しそうに笑い)

んあ？！何だよ、いきなりっ！
(女子の集団に驚き少し体を引き)

…なぁんや、三橋らかいな…奥勝手に使えや。
(呆れたようにため息を吐き、奥を指差して)

あんがと～、京夜センセ♪
あ、バレンタインチョコあげる～！
(笑顔で奥に進もうとするが、思い出したように振り返ってラッピングされた箱を渡し)

…おおきに。勝手に食わせてもらうわ。
(箱を机に置き)

……え？何あれ。いつもアイツら来てんすか？
(女子が消えていった奥とチョコの箱を交互に見つめ)

あぁ…たまにな。メイク直しに来よるんよ。
(チョコの箱を開けつつ答え)

へぇ～そーなんだ
(興味が無さそうな生返事を返し)

何々？先生モテモテじゃん。これ手作りっすかね
(貴方の横に行って、箱の中身を覗き)

さぁ、知らんわ。
この時期は糖分補給に助かるねんなぁ。
(可愛らしく飾り付けられたトリュフチョコを口に放り込み)

チョコいっぱい貰えるもんなー。
(こくこくと頷き)

でも、正直下駄箱に入ってるチョコ食おうとは思えないんすよ。
だから毎年食えんの姉ちゃんとお母さんがくれたのぐらいなんすよぉ
(何でっすかね、と眉を下げ悲しそうな表情を作り)

そら、怖いやろ。
何入ってるか分からへんもん。
(チョコを食べつつ答え)

あんがと～、センセ！
また明日来るから～！
(女子グループが保健室を出ていき)

直接渡してくれれば無駄にしないで済むんすけどね……今朝も下駄箱に入っててよぉ……
(申し訳無さげな顔で鞄からチョコを幾つか取りだし)

嵐みたいなヤツらっすね……
(ドアをを見つめて呟き)

お前はようモテんなぁ。
お前のこと好きや言うてる女子、結構おるで？
(けら、と微笑み)


…ま、あいつらも悪い奴らとちゃうからな。
(慈しむような微笑みを口許に浮かべて)

嘘だ、俺みたいの好きな物好きがそんなに沢山居たら困るだろ。それに本命なら手渡しっすよ、フツー
(ケラケラと可笑しそうに笑い)

ま、悪いヤツらじぇねぇのはわかりますけど……
(微笑みに見いる様に語尾が小さくなり)

…ん、そろそろ五時間目始まるで。
教室戻っときや。俺は寝るから。
(くあ、と欠伸をしてしっしっと追い払うような仕草を見せて)

えー、俺が授業出ても出なくても誰も気にしないっすよ。
寝る、って……もーちょい話したいなー
(手を払う仕草に少し拗ねたように答え、棒読みに近い声音で頼み)

………俺は眠いねん。
分かった、分かったわ…あとちょっとだけな。
(頭をぽりぽりと掻きながら戻って来て)

お！マジっすか？じゃ、何話そっか
(相手が戻って来たことに嬉しそうに笑みを溢しながら、足を組んで寛ぐ体勢を整え)

………特に話すことないやろ。
成績の話でもしたろか？
(じっ、と貴方を見つめて)

えっ…………。お、俺の成績なんて話して面白くないっすよ？！
(成績、という単語を聞き顔からさっと血の気が引き、慌てた様子で顔を背け)

……冗談や。
他に面白い話ないやろ。
(微かに笑って目を逸らし)

えー、何か面白いこと……。俺思い付かないっすよ。面白ぇかわかんねぇんだもん
(真剣に考え天井を仰ぎ見るが思い付かず、唇を少し尖らせて文句を言い)

……俺、何もないんやったら寝るで。
(またあくびをしつつ貴方を見つめ)

え～！……じゃあさ、先生俺と添い寝する？
(暫く考えるとにやっと口を歪めて笑い)

………はぁ？……何でお前と。
(不満げに唇を歪め)

そーんな嫌そうな顔して。冗談っすよ、ジョーダン！
(貴方の表情を見ると我慢出来ず噴き出し)

……早よ教室、戻りぃな。
数学の遠藤ちゃんから電話掛かってきてるわ。
(不機嫌そうに頭を掻き、あくびをして)

ウッソだろ……今、遠藤の授業っすか……。先生、じゃまた放課後にでも来るんで！
(数学教師の名前を聞くとあからさまに嫌そうな表情になり、また来ることを宣言すると急いで立ち上がり。)

………はいはい。

(あくびをして奥へ引っ込んでしまい)

………。
(居なくなったことを確認すると、自分も一応教室へと向かい)

センセ。放課後なんで、ちゃんと来たっす。
(精気を抜き取られたような顔をして部屋に入ってきて)

…どうしたんや、死んだ魚みたいな表情して。
遠藤ちゃんにでも絞られたんかいな。
(のそのそと奥から出てくるなり貴方の顔を見て噴き出し、近寄りながら問い掛け)

絞られたのは、まぁ……良いんすよ。問題は、抜き打ちテストっ！あれ、ホント嫌いなんすけど！
(心の底からの嫌悪を示しながら、出てきた相手に文句を言い)

……ふーん…勉強、見たろか？
(白衣のポケットから眼鏡を取り出し、貴方に問い掛け)

えっ……いいんすか？つーか、先生数学出来るんすね！よろしくお願いします。
(貴方の申し出に一瞬呆けた様な表情り見せるが、すぐに笑顔になり)

……ま、多少はな。テスト、見せてみ。
(パイプ椅子に腰掛けて左手を差し出し)

ん……ホント、馬鹿なんすよ俺。
(70と書かれたテストを貴方に突きつけ)

………お前、まあまあ頭ええやん。
何でもっと活かされへんのかなぁ…。
(はぁ、と深くため息を吐き)

ちょっ……どういうイミっすか、それぇ～。
まぁ、馬鹿なのはわかってるんすけど……
(不服そうに眉根を寄せて、貴方に顔をぐっと近付け)

……ま、ええやろ。
どこが分からんねん。
(テストへ目線を落とし)

わからない、っていうか……どうしてそーなんのか理由が知りたいんすよ。これと、あとアレと……
(シャーペンをとりだすと、先端でテスト用紙を指し示し)

………なるほど…理屈が分からへんねんな？
ええわ、説明したろ。
(薄く微笑み、解説を始めて)

あっ、あぁー。そーいうことか。先生スゲエっすね
(始めの解説がすんなりと頭に入ってきて、嬉しそうに貴方を見て)

…ほんなら、次のテストは大丈夫やな？
(薄い微笑みを浮かべたまま貴方の目を見つめ)

うぇー、墓穴掘ったー！プレッシャーかけないでくれないっすか？
(頭をわしわし掻きむしって、文句を言いつつ目には笑みを湛え)

…冗談や。ま、頑張りや。
(けら、と笑って)

俺にできる感じで頑張るっす。あー、次の試験得意なトコ出ねぇかな……
(天井を仰ぎ見て、切実な声で言い)

……心配ならまた来ぃな。
暇な時は勉強くらい見たるわ。
(眼鏡をポケットに仕舞い、パソコンに向き直り)

(/上げ)

えー……そうだ、さっき怪我したんすよ。手当てして？
(袖を捲り、小さな掠り傷を指差し)

………またかいな…。
(ため息を吐き、消毒液を取り出して)

て言いながら、手当てしてくれる先生好きっすよ？
(嬉しそうに笑いながら腕を差し出し)

…そら、俺はこれが仕事やしな。
はい、沁みるで～…。
(ぽす、と相手の頭に手を置きながら消毒液を傷口に付け)