物の怪 2019-11-19 00:33:50 |
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名前:大百足
種族:百足
性別:女性
性格:昔こそ粗暴で荒れに荒れていたが、今では丸くなったのか気丈で気さく。妖横丁においては古参組であり、新入りに横丁内でのいろはを教える役割も担っている。が、気はそう長い訳ではなく、元々乱暴であったこともあって結構手が出るのは早い。そもそも話で事を収められるようなタイプでもなく、騒動があったらとりあえず力づくで鎮圧しようとする。
容姿:背丈はおおよそ7尺と4寸。肌は透き通るだとかを通り越し、死人を思わせるほどに青白い。頬は化粧によりほんのりと桃色がかっている。瞳は対象を見据えるようなつり目であり、瞳孔の色は紅。眉間には小さな複眼が2つ着いている。黒染めの髪は背を隠すように伸びており、触覚は額ではなく毛髪部から生えている。毛髪に隠れ伸び、横髪に巻き付くそれはパッと見髪飾りのようにすら見える。
服は和装の振袖であるがその色は酸化した血を思わせるようにどす黒い赤。袖には薄紅色の這いずる百足のような模様が入っており、腰には紫の帯を巻き脚部には白い足袋と雪駄を履いている。背部からは百足のような巨大な足が3対、計6本伸びており、第3、第4の腕となっている。下半身を元に近づければ緑がかった黒い甲殻と服同様の赤黒い腹部が特徴的な百足の胴体へと変化し、8mを越す長身に。本来の姿ともなれば全長数十kmの大百足となる。
備考:龍の神である龍神の一族を迫害し、三上山を根城としていた大百足。龍神ですら手に負えぬ大妖怪だったのだが、偶然滋賀に訪れた俵藤太こと藤原秀郷に敗れ妖横丁行きとなった。その後も抜け出し藤原秀郷や龍神一族に復讐に行こうとするのだが、倒し方を学ばれた藤原秀郷には返り討ちに。藤原秀郷の死後も源頼光のような妖怪退治の専門家に度々追い返され、とうとうそういった化け物じみた人間連中が道祖神の如く横丁を囲む地蔵に祀られてしまったため脱出すら出来なくなってしまった。
現在は横丁の大通りで茶屋を営んでおり、お茶や団子は評判の逸品。また飛び火を恐れ、治安維持を名目とする古参妖の一角であり、大通りでの争い事は基本彼女が抑える。
元の姿だと幅取りすぎて邪魔ということで人の姿を取ってはいるが、中身は山を7巻半する超巨大な大百足。その馬鹿力は鬼に勝るとも劣らず、外にいた頃は力比べではほぼ負け無し。下半身を百足の形に戻し巻き付くことでそのまま相手の骨を砕いたり伸びた胴体を鞭のように叩きつけることも可能。ふだんは内頬に忍ばせているが、一対の顎を持っており、先端から鋼鉄を軽々溶かし尽くす強酸性の毒液を分泌する。これを噛み付いて流し込む他、口から放つ事で武器とする。
人の柔肌に見える肌も実は甲殻そのもの。甲殻は俵藤太の矢や龍神の一撃、神仏の魔力すら弾き凌ぐほどに堅牢。生半可な一撃では傷すらつかぬが、唾と八幡大菩薩の加護を受けた矢によって貫かれた額はまだ傷が治らないのか比較的砕けやすい。また俵藤太の一件で鉢巻きにトラウマじみたものを抱えており、鉢巻きを着けた男と言うだけでかなり肝を冷やすらしい。
(/以上を持ちましてレス解禁と致します。上は主のpfとなりますのでもしよろしければご参考にどうぞ)
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