次男 2019-11-02 18:33:42 |
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(家の中を歩き回り辿り着いたのは何時も兄弟で寝ている部屋 。此処で隠れる所といえば押し入れくらいだろうか、だが相手が自分の見えないサイズに縮んだのかもしれない 。なんて阿呆な考えをしつつ再度繰り返し相手の名前を呼んでみる 。返事を返してくれれば直ぐに見つけられるし楽かもしれないが自分が相手の立場だと多分答えないだろうな 、なんて考えながら近くの押し入れの襖に手をかけ開けようと手を動かせば小さな声がぽつりと聞こえてくる。何時も聞き慣れた声だ 、きっと、いや確実にこの中から聞こえた声である 。そして頭の中に2つの選択肢が表示される 。開けるか開けないか 、それで相手の反応も随分と変わるだろう 。開けたら相手はどう思うだろうか 、追いかけてくるなと言ったくらいだし相当嫌がるだろう ... でも此方の手は素直だ 、此方の思ったふうに動いてしまう 。開けたい気持ちが勝ってしまい押し入れの襖をゆっくりと開けていく 。ちらりと見えた紫色のパーカーに反応すれば勢いよくばっ、と襖を一気に開けて「 い、一松 ! ぅ ゛、すまない ... 」と情けなく目尻に涙を溜めながら告げる 。涙なんか流した兄なんて情けなすぎる 、どうせならカッコイイ姿でいて有り得ないことだが憧れてもらえたら嬉しいな、なんて 。ぐっと頑張って涙を堪えては繰り返し謝罪の言葉を伝え )
(/了解です!いいですね 、それでやらせていただきたいです 。素敵な案を有難う御座います !)
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