( 青と紫 . / 募集 / 松 / bl )

…おそ松兄さんの財布は頼りにならないよね(長男の財布を頼りにしだす相手であったが、あの長男の財布はどうせ頼りにならない。それならば末弟狙う方がマシだが、そもそも相手がこのプリンを売ってるお店を知ってるかすら怪しい。だからこそ別に無理に探さなくていいし相手と居られるだけでかなり満足なのだ。それでも、探そうと健気に伝えてくる相手の優しさで邪険にしか扱えない心が包まれ、それと同時に自分の相手への発言のキツさを思い返してしまい胸が苦しくなる。どうすればいいだろう、なんて思いながらまた一口分掬ったプリンを食べていれば思考のしすぎでテンパりが続いてしまい、一口分をスプーンで掬っては相手の口のなかに掬ったプリンをそのまま無理やり捩じ込んで。そしてスプーンを相手の口から出しては「味を覚えろ…それで似てる味なら多少目ぇ瞑ってやる…期待はしてねぇからいつかぜってぇに食わせろ。良いな？」なんて上から口調で言い切っては同じスプーンでプリンを掬っては食べ掬えば食べ、を数回していれば相手と間接キスした事実に今更ながらに気づいて顔を真っ赤にして相手に見せるまいと相手に背を向けて)