斎藤 司 2019-10-30 11:40:32 |
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…っ……ごめんなさい…俺…体調は…悪くないです…。
( 腕を掴まれ彼からの言葉に表情を更に曇らせ謝罪して体調は大丈夫だと口にしては俯いて。『…もう…我慢できない…お兄ちゃん鈍すぎ!この子お兄ちゃん大好きなんじゃないの?それで私が横にいたからヤキモチ焼いちゃってるのよ。…って…ダメよ…ふぐっ…にやけちゃう…よもやお兄ちゃんにBL的展開が…!って良く見たらイケメン!詳しく言うならばカワカッコイイ子じゃない!』そんな自分の気持ちを代弁してくれたのは先程彼に待っていろっ促されていた女性。彼に詰め寄りながらそう捲し立てている。と思えばニマニマする口元を隠して身悶えている忙しない動きにぽかんとして。…ん?お兄ちゃん…?そう聞こえ一つの考えが頭に浮かんだがそれを遮るように女性の意識は此方側に向かいイケメンと瞳を輝かせている。「……?イケメン…イケてるメンズ…の略称…後ろ…誰もいないですよ…?」女性の視線の先は自分の後ろ…顔だけ振り返るも誰もおらずきょとんとして首を傾げては『…しかも天然不思議ちゃん系!?やだ、可愛い!君よ、君がイケメンくんっ。ね、お名前何て言うの?』彼に掴まれている手は彼女により引き離され、代わりにぎゅっと包み込まれてずい、と接近されれば「……あ、あの…近い…です…えと…斎藤 司…で…」『司くん!名前もなんか、っぽいわね!じゃああだ名はつー君にしましょうっ。ね?良いでしょ?』グイグイ来る女性に慣れてはおらず頬を少し赤くしながらもたじろぎ、近づかれれば僅かに後退しつつも自分に好意的な反応は普段が普段なだけに嬉しくて飛び出したあだ名にこくこく頷いて )
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