斎藤 司 2019-10-30 11:40:32 |
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…いえ…先生は俺を無視しなかったです…居るのにいないもののようにされるのは寂しいから…ん…よかったです…はい…お喋りします…嬉しいです…。
(悪かったと謝る彼にふるふる首を横に振る。一番寂しいのはここに居るのにいないもののように扱われる“無視”…彼はそれを自分にすることはなかった。そんな彼から向こうで話そうと声が掛かればはにかむように嬉しげに照れ笑っては頷いて呟きつつ指差された方へ向かい。屋上はあまり来たことがなく彼の言った通りそこには座れそうな日の当たるスペースがあって。ぽかぽかした陽気にそよそよ吹く風が気持ちが良く目を細め「…先生、昨日の夕飯は何食べました…?…俺は…家で水炊きを作って食べてました…野菜もお肉も…美味しかったです…」昨日の夕飯は彼に何を食べたかと問いかけて。自分はと言えば、夜は少し冷えたこともあり野菜やお肉も取れる温かい水炊きを作って食べたことを話して )
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