斎藤 司 2019-10-30 11:40:32 |
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……俺の…見間違い…?…よかった…です…俺…先生に…嫌われたと…思って…、
( 彼の言葉にこくりと頷く。見ていたし聞いてもいた、それを彼に隠すつもりはない。涙浮かぶ目元に彼の指が触れそっとまた拭ってくれる。きゅっと胸が切なくなっては彼の紡ぐ言葉を聞き、己が色々と勘違いや見間違いをしていたのだと知り…パチパチ瞳を瞬かせて。キスも嫌ではなかったと言って貰えてホッと胸を撫で下ろす。優しい彼の口調は怒っているようにも此方を嫌っているようにも感じずに本当によかったと彼に嫌われたと思った…そう語尾を震わせながら告げて。「…でも…なんで…俺…先生にキス…したんでしょうか…なんか…先生の顔が…すごく…近くにあって…ドキドキして…気づいたら…俺…」安心したら安心したで沸いてくる疑問。そもそもこんなことになった原因である自分の行動。ポツポツとまた赤裸々に口に出しつつ首を傾げて )
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