斎藤 司 2019-10-30 11:40:32 |
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…はい…。
( 彼から渡されたのは今彼が着ていたジャケット。宝物のようにそっと受けとると皺にならないように大切に持って。彼が段ボール箱に手を入れて中に入っている何かに触れている。その様子を眺めて待っていて。彼が段ボール箱から手を引き抜き自分の思っているもので合っていると言ってくれれば「…!…やっぱり…そうですか…ありがとうございます…はい…先生のジャケットです…」びこっとアホ毛が立ち上がる。そして自分と同じ答えになったことが純粋に嬉しくて目を細め口角を少し上げてふんわり微笑んでお礼を述べてから預かっていたジャケットを普通に返せば良いものを自然な動作で広げては「お手をどうぞ…?あ…厳密に言うなら腕を…どうぞ…?」自分が彼にジャケット着させようとするかの如く袖を通して下さいと言わんばかりにどうぞと声をかけるも言い間違いに自身で気づいて言い直して )
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