斎藤 司 2019-10-30 11:40:32 |
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……はい…でも…良いおじいさんでした…勘違いしたお詫びにって…みかんをくれました…。
( 話を聞いては優しげに微笑んでくれる彼に此方も柔らかく笑い、頷くもでも良いおじいさんだったと自分の中で食べ物をくれる人は良い人なのだとの認識なのかみかんを貰ったのだと嬉しげに告げて。とても甘くて美味しいみかんだったとまたあのおじいさんに会えたら伝えたいなと思いつつ「…ええ、鯉とか小さなお魚…いました…その日はいませんでしたけど…亀も見ました…寒いけど楽しくて…ずっと見ていられます…ふふ…たまに…時間がある時…覗いてみたら良いです…心がスーっとします…」子供の頃に好きだったのならきっと今でも好きなはず。時間がある時はまた覗いてみたら良いですとおすすめしてみる。心がスーっとしていき落ち着く気がして彼にもそれを味わって貰いたくて。前髪を撫でてくれる手は優しい。そんなことをされたら本当に眠ってしまう。「…んー…先生…俺…まだ…先生と話したい…のに…せっかく…先生…居て…くれてる…のに…俺…寝たく…な…い…うー…」うとうとと落ちる瞼を懸命に開けるも開いた側からまた落ちる。何度も繰り返しながらせっかく彼が居てくれているのに沢山話したいのにと溢し軽く唸っては限界が来たのか瞼は閉じて開かなくなって )
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