斎藤 司 2019-10-30 11:40:32 |
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……っ…優しい…んでしょうか…。俺は先生を拘束する…悪い子ですよ…?…ん…だったら嬉しいです…もう二センチくらいは…欲しいですから…。
( 彼の柔らかい笑みにトクンッとまた鼓動が跳ねる。優しいんだなと言って貰うもこの期に及んで彼を引き留めてこの場に留まらせようとしている自分は果たして優しいのだろうかとポツリと呟いて。居て欲しいと望む気持ちとそれを我が儘だと思う気持ちが共存しており自分を悪い子だと告げるもまだ身長が伸びそうだと言われたことは純粋に嬉しくて微笑んで叶うならあとニセンチ伸びてくれたらと漏らして。洗い物が終わったようで此方に戻ってきた彼に髪を撫でられながら水圧もシャンプー等も拘らないから風呂を貸してくれるかと問われれば「…もちろん…どうぞ…あ…そうですね…先生がそう言って下さるなら…先に…入らせて貰っちゃいます…。…ん…安心しました…自分じゃ分かりづらいことなので…では…入ってきます…少々お待ち下さい…」ふわりと目元を細めて柔らかく笑顔浮かべこくんと頷く。そんな彼から先に入ってきたらと勧められてはそれもそうだなと納得しつつ先に入ると伝えて。匂うわけじゃないと口にされれば良かったと言葉紡ぎ、少し待っていて下さいとそのままカーテンが掛けてある簡易な脱衣スペースへ移動しては早く風呂に入って彼にも入って貰わなくてはとの思いが先行するあまり着替えやタオルなど準備することなく服を脱ぎ、ガラガラと浴室の扉を開けて中に入って。髪や体を洗う最中、それを思い出すことなく綺麗に泡を流して辺りも綺麗に流しては蛇口を閉めて扉を開けた瞬間にようやく気づいて「………タオルと…着替え…忘れました…」ぽろりと口に出すもここで立ち往生していては一向に彼がお風呂に入れない。一糸纏わぬ姿で彼の前に出るのは失礼かとも思うものの同じ男同士なのもありそのまま浴室から出てはカーテンを開けてヒタヒタと床が濡れるのも気にせずに歩いてきて「…お見苦しくてすみません…色々忘れました…床もすぐに拭きます…」眉を下げながらそう彼に声をかけてタンスからまずタオルを出して髪や体を拭き始めて )
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