斎藤 司 2019-10-30 11:40:32 |
通報 |
(/是非知って下さいっ。あれ…?多分なんですか…?はい、放課後辺りまで時間を進めまして職員室へ司を訪ねさせますね。あはは…ありがとうございます。あなた様を癒せて嬉しいですっ。いえいえ、誰でも戸惑いますこんな子。ええ、慣れてきて仲良くなったらどんどんツッコミ入れてあげて下さいませっ。大丈夫ですよー。右端からでも全然違和感なかったので、私…気づいていませんでした…寧ろ此方がすみません…。司はきっちり制服は着てますよ。あ、でもネクタイが苦手なのでちょっとヨレてる感じですかね。ちなみに制服はブレザーをイメージしています。)
…大丈夫です…教科書はあります…お騒がせしました…。
(此方を怒るでもなく合っていると答えてくれて更に教科書まであるか?と気遣ってくれる相手にこの人は優しい人だと感じてはふんわり柔らかく微笑んで教科書はあると答えて。ぺこりと軽く頭を下げて椅子へと座れば古文Ⅰと書かれた教科書を閉じて机の中に入れて。鞄の中から今度はちゃんと中を見て化学の教科書を取り出し、35ページ…無意識に口に出しつつページを開いてはちらりと教壇にいる相手に“もう大丈夫です”と言いたげに視線を向けると教科書へと視線の矛先を変えて。此方の意図を汲んでくれ、無事に授業は始まって──気づけば放課後になり、帰り支度を済ませクラスメートに挨拶を交わして教室を出る。昼休みか放課後か職員室へ来いと化学の授業の時に教師に言われた事を忘れてはおらずにいたのだが昼休みはクラスメート達からの誘惑(お菓子責め)に成す術もなくて。真っ直ぐ職員室を訪れコンコンとノックをして中に入って。「………失礼します……はっ…しまった…!あの人は誰ですか…?!…ああ…ものすごくピンチです…もう家に帰りたいです…」普段なら○○先生いますかと聞けば済む話なのだがそう言えばあの人の名前がわからない…というか自分は知らない。そんな驚愕の事実に今頃気づきポロポロ感情のままに言葉を紡いでは遠い目をしていて。しかし生徒である自分が教師のテリトリーに意味もなく長居している現状に胃が痛くなって来たのか、みるみる表情が青ざめていって)
トピック検索 |