斎藤 司 2019-10-30 11:40:32 |
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……いや大丈夫だ。熱がある時は人肌恋しくなるよな。( 相手の瞼が上がり虚ろげな瞳が覗けばまたふわりと花咲くような笑顔が溢れてトクンと心臓が脈打ち。続けざまに抱き寄せられれば反射的にベッドに手をついて相手に体重が乗らないようにするも、相手に熱があるせいかより体温を感じて密着していることを実感すれば心拍数が上がって。離れていく身体にホッとしながら、動揺が表情に出ないように大丈夫と頷くも続く言葉に息を詰めて。わざとなのだろうかと思えるほどの畳み掛けるような可愛らしい言動に小さく深呼吸をしては相手の頭を軽く撫で「…あまりそういうこと言うもんじゃないぞ。俺じゃなかったら斎藤の身が危ない。…嗚呼、お粥だから手料理ってほどのものじゃないけどな。」今自分は平静を保てたが別の人が相手に同じことをされたら本当に相手の身が危ない気がして。責めるわけでなくやんわり注意しては、食べたいと嬉しそうにするのに頷いて茶碗によそったお粥を手に持って。「…ひとりで食べられそうか?もし辛いなら手伝うが…」食べるのを手伝うつもりではいたが、所謂あーんをいきなりしたら相手は嫌がるかもしれないと思い一応相手の意志を尋ねてみて )
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