斎藤 司 2019-10-30 11:40:32 |
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……ありがとうございます…俺、ミルクティー大好きです…。
( ガタガタと扉を開けてくれているのだろう音が外から聞こえてくれば離れていった彼の手。少し寂しさを感じつつもそれまで繋がれていた事実は変わらない。きゅっと自分の手でその手を握りしめると彼に続くようにして倉庫から共に出て 再び彼にレンタルショップの路肩まで送って貰う。シートベルトを外して鞄を肩にかけては差し出された温かいミルクティーを受け取り、その温かい容器をきゅっと大切そうに手に持ちながら彼からのお礼の言葉に笑み返し飲み物のお礼と宿題に関してのお礼を口にする。甘くて温かいミルクティーは家でも実は結構飲んでいて好きな飲み物なため嬉しそうに大好きだと告げて。宿題云々は朝早く起きたり早めに学校に行ってからやったりといくらでもやりようはあるため問題は特になくて。自然に撫でられた頭にはにかんでは「…また何かあったら言って下さいね…俺、お手伝いしますから…今日はお疲れ様でした…また明日…おやすみなさい…」何かあればまた声をかけてくれと伝え、ぺこっと頭を下げると車から出ては手を振り再度深々と頭を下げてはそのままアパートへと入っていって───)
……ん…何か…体…だるい気が……でも学校に行かないと……っ…。
( 倉庫に閉じ込められてから数日が過ぎたある日の朝。いつもの時間に起きた辺りで体の異変に気がついて。体が怠くて熱く食欲もいつも以上になくて。それでも彼と会える学校には行きたくてふらつく体で身支度を整えて玄関へと向かったのだが靴を履こうとしてぐらりと歪んでそのまま前方へと倒れてしまって。起き上がらないとと頭では分かるのに体はいうことを聞いてくれず走ったわけでもないのに上がる息と体は熱いのにぶるぶると震える感覚に不安を感じすがるように口からついて出たのは母親ではなく「…先生…宮本…先生…」頭を撫でてくれる優しい彼の名前で。ドアに伸ばされた手はドアノブを掴むことはなく力なく落ちていきゆっくりと意識は閉ざされていって )
(/ありがとうございます!ですよね、仁先生は色々すぐに気づいちゃうので数日後に飛ばさせて頂きましたっ。司くん玄関先でぶっ倒れさせました…先生の頃合いで来てあげて下さいませ)
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