斎藤 司 2019-10-30 11:40:32 |
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……、斎藤…( 握ってみた手は拒絶されることはなく安堵すれば、繋がる手から伝わってくる相手の温かな体温に更に鼓動が早まり。そして相手の表情をチラリと覗えばその赤く染まる頬を見てまた胸が高鳴る感覚を覚えて。この感覚はなんだろうかと思いながら少しでも寒さを紛らわそうと口を開きかけたとき、自分のポケットにいれていたスマホがブウウと着信を知らせて。「…ちょっと悪い、さっき掛けた教員かも。」足を痛めているため無闇に立ち上がらないほうがいいだろうと思えば相手に断りを入れてから寄り添った状態のまま通話に出て。すると案の定それは先程の教員。どうやら学内の喫煙スペースで他の教員と喋っていたようで着信に気付かなかった模様。こちらの事情を手短に話せばすぐに駆けつけてくれるとのことでとりあえず安堵すれば通話を切って。その時、少し残念に思う自分が居た気がして気のせいだと思うことにすればスマホをポケットにしまいながら相手を見て「…良かったな。すぐに来て開けてくれるそうだ。もう少しの我慢だからな。ここから出たら何か温かい飲み物なり食べ物なり奢ってやるよ。」ポンポンと空いている手で相手の頭を撫でながら優しく言えば、そろそろ他の教員も来るし手を離さなければと思うもその気持ちに反して握る手はそのままにしていて )
(/はい、それで大丈夫です。当初の予定通り学校に無断で欠席している司くんが心配になって宮本が様子を見に行く形にしますね。)
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