主 2019-06-14 23:12:16 |
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>茜様
そりゃあねぇ。…俺の見立てだと西園寺様は徐々到着。茜様の荷物も中々の量だから、大分時間食ってるよ。ほら、急げ急げ。
( 滲み出る汗そのままに指示飛ばす主人の傍らに立てば、云わば尻たたきでもするかの如く戯れ半分急かす内容口にして。相反し自身は安閑と伸びをして、まるで遽しく動く使用人を他所に長閑な気候をその身に感じ。もう一眠りでも出来る程に穏やかな午前に薄ら双眸閉じようとした瞬間、腹部辺りに押し付けられた荷物を反射的に受け取って。「っと…何これ、結構重たい。肉体労働派じゃないんだけどな。」文句に準える言葉呟けば、端的且つ明確である命令に僅かに肩を竦め先行く彼を背を追い )
>西園寺様
嗚呼、…俺も散策みたいなもんですよ。茜様と西園寺様の住まう場所に何か不都合があれば報告を、と旦那様から言伝を頂きましてね。
( 優しげな微笑みに警戒感等遠に消え失せ、こちらも微かに笑み浮かべ上記答えて。旦那様からの言伝は直接主人の耳には入っていない様子だが、特別厳守事項という訳でもないらしい。故に言葉にする是非も無いだろうと。彩り鮮やかな視界の中でも鮮明に眼に留まる白いワンピース姿の相手は、まるで浮世離れした様な雰囲気を漂わせており、ふとした瞬間さえ御伽噺の世界に見紛う程で。眩しげに瞳細めれば「このまま散策されるならば、俺にエスコートさせて頂いても?」紳士を装い頭下げて )
>廻
…如何にも苦手って感じはするよね、お前は。
( 僅かに眉潜めるも茶目っ気溢れる物言いに、思わず軽く笑みを零して。周囲に視線をやれば目につく段ボールの山々、一体何が入っているのやら。如何せん手荷物の少ない自分と比例すれば、何やら女性は大変なのだなと漠然とした感情を抱き。彼女の大方終わってもいない荷解きに関し渋る思いは有るものの、相手と己の関係性上別段冷淡にあしらう必要も非ず少々間を置いたのち )
仕方ないなぁ。旧知の仲に免じて手伝ってやるけど、こんな機会はないって思って。面倒だからね。
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