主 2019-06-14 23:12:16 |
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>茜様
ふぁ、…ふ。流石茜様、おはやい。徐々あちら様も着いてる頃合だね。
( 瞼越しの漏れる日光や人の声、足音に物音風の音。高値をかけたお陰で随分と寝心地の良い、柔らかな革のシートから起床するには充分な要素に双眸薄く開ければ軽く伸びをして。開け離れた黒塗り車のドアの外では、見紛う事なく主人がきびきびと指示を出している。視界に慣れるよう瞬きを数回。一使用人の身でありつつも怠惰に溢れる己とはうって変わり、御菩薩池家の使用人は誰もが働き者だ。腕時計を一瞥し、傍観者気分で車から身を降ろせば、欠伸ひとつ浮かべ乍ら彼の元へと歩み寄り )
( / 思春期な息子様、ウッ可愛い…。全力で愛でたい気持ちと、怠惰の名を現した様な息子がご迷惑をお掛けしないか心配でせめぎ合います。もし無礼が過ぎましたら、遠慮無くご一喝くださいませ。それでは素敵な同居ライフを! )
>西園寺様
うお、…西園寺様。そこで何を?
( 荷物運びも一段落──結局対した働きはしていないものの、気分転換にと屋敷内を散策しており。動機はただの興味本位という訳でもなく、我が主が安全に過ごせる様安全点検を兼ねたもので。緩慢な足取りで次に立ち寄った場所は、美々たる花達の茂る庭園。色鮮やかな世界の中で視界の端にはためく白布を確認するなり、僅かに瞳に警戒を宿し乍ら近寄り。ふわり優しい風に靡くダークブラウン、ふと思い及んだ姿にその名を口にすれば背後から声を掛けて )
( / そのギャップ心底堪りません…!いつか是非とも拝見してみたい所存です。一応面識程度はある設定で話掛けさせて頂きました。もし無礼がありましたら、どうぞご一喝くださいませ。それでは素敵な同居ライフを! )
>廻
話に聞いてた部屋だと此処かー…。
( 本来住まう屋敷とは別場所なるものの、手入れが施された廊下を歩み向かう先は見知った相手の部屋。用事と言えば一言で済んでしまうのだが、当分同居となれば挨拶は必要だろう。今夜の晩餐で遭遇する事も視野に入れたが、やはり主人の恋愛をサポートする者同士。多少乍ら面倒くさがる怠慢な気持ちを押し殺し、ふと足を止めた先──彫り細工の施された扉を視界に映し。上記ぽつりと零せば、三度程ノックを )
( / なんですって…、可愛らしいお嬢様と麗しい背後様を泣かせてしまうなど一生の不覚!ロルの件しっかりと把握致しました。お互い素敵な共同ライフを送りましょうね…! )
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