匿名さん 2019-06-10 15:59:22 |
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【お供の要らない鬼退治】>>51様
――ほう……お前のような鬼がまだいるとはな。
(暗闇からふいに姿を現した鬼の姿に家臣のどよめきが沸き起こる。金棒を高く振り翳すのを目にした瞬間、素早く刀の鯉口を切って居合斬りの要領で抜刀し。空気が振動するかのような衝撃音が木霊する。ぶつかり合う金棒と大剣が拮抗し、力関係は両者互角と思われた。自然と口角が吊り上がり、力のある鬼と出会えたことに喜んでいるかのような口振りで静かに呟く。が、家臣たちがあちこちで矢を番えたり、槍使いが足を引いて攻撃大勢に入る気配を感じ。「動くな」と一言のみで家臣を牽制する。「お前、一族の仇と言ったな。……クク、そうさ。この世で最も鬼を殺してきたのはこの俺さ」未だにぶつかり合う大剣と金棒を挟み、改めて鬼と顔を合わせ。桃花色の瞳にはその色に似合わぬ程の獰猛な眼光が宿っていて。「仇討ちならばサシの勝負でなければつまらん。――ハッ! 俺を愉しませてみよ!」血が沸き立つのを抑えられず高く哄笑しては、ふいに力を緩め、相手の金棒の力を受け流そうとして。)
(/レスを遡っていると今まさに『戦の鬼神と化した激ヤバ太郎VS一族の仇討ちをする鬼』という勝負が始まりそうで、とても面白そうだったのでかなり遅い返レスで申し訳ないのですが投稿させていただきました。鬼から見れば桃太郎の方が確かにヤバいやつですよね……。鬼殺しの軍将みたいなイメージで書きましたが、そのおかげで桃太郎がおっさんじみてしまった感……!楽しいお題と素敵なロルに返レスさせていただきありがとうございました!〆)
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