堕天使と殺人鬼

逃げても無駄だぜ・・・(腰の刀を抜き、相手に向け思いっきり走る)

…やべぇな…隠れる場所ねえか？
(空いていた部屋に入り、箱に体を押し込む)

チッ・・あの野郎どこ行きやがった・・見つけたらぜってぇ殺す・・・・(ダンッと地団駄を踏み。相手の気配を探る)

……！
(思わず声をあげそうになるものの、
口を押さえて堪える)

っ・・・へっ・・聞こえたぜ今の音！そこだっ！(箱に思いっきり刀を振りかざし)

………………！
(運良く自分を逸れ、真ん中に突き刺さった
刀に怯えながらも声を殺している)

ふふっ・・・これで・・(刀を抜き、血がついてないことを確認し)チッ・・ここじゃねぇのかよ・・・(箱の横を通って奥へ進む)

………………出ても大丈夫か……？
(しばらくした後、ゆっくりと周りを見回し、
箱から出る)

あの野郎・・・クソッ！(床に思いっきり刀を突きさし悔しがる)

……………エレベーター…どこだ？
(きょろきょろと辺りを見回し、
エレベーターを発見する)

どこ行きやがったあの野郎・・・あっ・・いたぜぇ・・(刀を構え見渡した末、相手を見つけ、今度はバレないようにとゆっくり近付いていく)アイツは絶対他の奴にはやらせねぇ・・・俺がやる・・(一瞬獣の目になり、すぐに我に返る)

……おし、起動した…！とっとと降りちまうか！
(エレベーターのスイッチを押す)

やっべ・・逃げられる・・(相手の方に思いっきり走り、刀を振りかざす)

……うわぁっ！？…早く閉まれ、この！
(エレベーターのドアがギリギリで閉まる)

チッ…逃げられたか・・・階段探すしかねぇな・・(階段の方へのこのこ歩いていく)

……はぁ…ヤバかった…。
(次のフロアへと昇る)

…ここは…大丈夫、だよな…？

…んん…危険じゃなさそうだな…。
(やがて安心したのか、その場にへたりこむ)
…何で俺がこんなことに…。

・・ここを上がれば間に合うはずだ・・(ものすごいスピードで会談を駆け上がる)

あ

………安心、できるって訳じゃなさそうだな…。

(階段を昇る足音が聞こえたのか、ぴくりと
身体を震わせる)