>ちよ 涼香「あはは、かわいいな」 小さな子が年上にくっついている様子を微笑ましげに眺める。「ちよちゃんも行ってきたら?」とおどけて指で示した。 清「あーくそ……どこだよここ」 気付いたら知らない場所にいた、そうとしか表現出来ない状況にフラストレーションがどんどん溜まっていく。鳥居の周囲を散策してみたものの手がかりは見当たらず、うんざりしたように呟いた。