>ちよ 凛「お、ありがと」 とりあえず、先程のことは忘れることにする。しつこくして避けられては本末転倒だ。 受け取ったかき氷のシロップ味は甘ったるい作り物だが、柑橘系の涼し気な匂いが心地いい。今は猫の面をずらしているので幸せそうに緩んだ表情がよく見える。 凛「へへ、おいし……ちよは食べないのか?」