>ちよ 凛「……はぁ」 初めて会った時のように素直に受け入れてもらえると思っていたが、そう甘くはなかったらしい。彼女は叱ってくれる存在に恵まれなかったのかもしれない、たとえば――母親とか。 凛「……?」 一瞬頭に浮かんだ言葉の意味は分からない。そんなもの初めからないのかもしれない。 胸に何かわだかまりを抱えながら、仕方なく足の向くままに歩き始めた。 (/凛の弟くん出しますー)