魔法使い 2019-03-28 17:06:42 |
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指名:鹿
――――… おはよう、ジェームズ。また、あの子のこと見てるの?
( 今日は雲一つない快晴に恵まれた。ぐぐっと伸ばした体を吹き抜けていく秋風は心地良く、自然と頬が緩んでしまう程には良い天気だ。長かったようで短かった夏休みは昨日で終わり、その代わりにやってきたのは新学期と、新入生。歓迎する側も二年目になると一寸は慣れたもので、ホグワーツの中庭に足を踏み入れてはしゃぐ新入生たちを上から見下ろしていれば、ふと上げた視線の中、吹き抜けを挟んだ反対側の廊下にくしゃくしゃな黒髪を見付けて。____何だか今日は一層にくしゃっとしている気がする。ネクタイもローブもよれた中途半端な格好を見るに寝坊でもしたのかも、なんてあれこれ想像をしては可笑し気にくすくすと笑ってみても彼は此方の存在にさえ気が付いていないみたいだ。けどそれも当然。彼の視線はずっと、新入生を誘導する赤い後ろ姿に向けられているのだから。ちくん、と微かな痛みを訴える胸に知らないフリをして少し小走りに廊下を渡ると、足音に気づいたのだろうか、ようやく此方を見た双眸に微笑んで声をかけた。、誰を見てるかなんて聞いたところで分かり切ってるのに。 )
(/お二方とも大変お待たせいたしました…!某板で後から参加希望をした者です。遅ればせながらサンプルロルを提出させていただきます。当方が回りくどい書き方や小説ロル等を好むため、大変読み辛い文になっているやもしれません。その点も含めましてご選考いただけますと幸いです。どうぞ宜しくお願い致します! )
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