隊長 2018-10-24 21:35:56 |
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お前こそあんな癖のある女と付き合ってたのか?でも良い話も聞けた、お前がベッドの上じゃイマイチって──冗談だ、怒るなよ。ちょっとからかっただけだ
(女と会話をしたのは数回のやり取りだったがそれでも十分にこの人間の性格は把握できた。プライドが高く身の丈にあった選択をできずに虚勢を張る…実に魅力的だ、詐欺のターゲットとしてという意味だが。手を重ねられたくらいでなびくこともなければ、そもそもあんな女に心惹かれることもない。だが目の前に座った相手は分かりにくいが不機嫌なのは確かで、その様子に先程までの貼り付けた笑みとは違う笑顔を零す。手渡された名刺をチラリと見やってクズゴミの上に『ゴミ』として置くと改めて相手と視線を合わせる。互いの嫉妬を募らせたくてここに相手を呼んだわけじゃない。)
全然、今やっと3分の1ってとこだな。なんせ…まるで自分のことがそのまま書かれてるようで──読む気になれない。……なんでこの本を俺に渡した?
(件の本を手に取るも女が捲ったせいで今自分がどこを読んでいたかは分からなくなってしまっていてため息をついて机に本を置く。本題はこっちだ、相手もある程度はこれを読んだはず。主人公の思考は自分と酷似しているが結末は愛する人を殺し自害するもの、結末だけが自分と違っているのだ。先程女をあしらっていたときとは違い真っ直ぐと相手を見据えていて)
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