隊長 2018-10-24 21:35:56 |
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それはこっちの台詞だ。お前はいつも能面でやっと最近心情が読めるようになってきたのに……だから誘ったんだ、俺ともっと一緒に───
(相手の言葉に思わず笑みを漏らす。奥底に隠していた感情があるとしても性格という点ではあまり裏表のある方じゃない。今までもこれからも、恐らくあまり態度は変わらないだろう。本心をさらけ出す時はまた別の話になるが…ともかく性格を知らないという点ではこちらの方が圧倒的に努力が必要だ。なにせこの堅物の氷像をこれから切り崩して行かなければならないのだから。そんな揶揄いを言ったあとにこちらに影を落とす相手を見上げる。押し倒すようにして覆いかぶさられ低く冷たい声が降ってくる。今まではそのスリルに胸が疼いたが、今は別の感情が渦巻いた。この男を感情的にしその感情を独占する優越感、どうしようもない感情だ。こちらをキツく見下ろしたって心中がいっぱいいっぱいなのはお見通しだ、そこをもう一押ししてやろうと思ったところで空気の読めない音が鳴り響く。相手はしばし迷ったようだったが結局その電話に出た。まったく迷惑な犯罪者もいたものだ、犯罪者の自分が言うことではないが)
お前、そんな表情もするのか?しょうがない、今回はその顔に免じて許してやるよ…行ってこい
(先程まで獲物を捕えんとする獣のような目をしていたのに、今や叱られるのを怖がる犬のような表情だ。その様子にまた笑みをこぼす。とはいえこの空気のまま自分を置き去りにして仕事を選択するのを全面的に許すのも癪だ、適当な女ならここで喧嘩になっていただろう。せめてもの仕返しに相手の髪が乱れるようにわざと大袈裟に頭を撫で回して、扉の方を見やって)
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俺の本体も長くここにいるから大切な相手がいなくなる寂しさは嫌ってほど知ってるのに、俺がそれをしてしまって、本当にすまない。悪かった。それに気遣ってくれてありがとう。なるべく1日1レスはできるように心がけるが、遅れそうな時はまた連絡する。時々どうしても気力がなくて何もかも手につかない日があって…
とりあえず前の続きで返しておいた。父親の件だが、現時点では母親しか眼中にないから意識することもない存在だ。だが父親だと名乗る奴がでてきたら最初は拒絶・疑心から始まる。その後は展開しだいだが、絆されて親密な関係になって心を開こうとして、父とどうせっすればいいか悩む、とかになりそうだな。初めてきちんとした家族という繋がりを持てることに喜び始めるようなイメージだ。父親のイメージはお前が考えてるストーリーに関わると思うからそこはどんなものでも大丈夫だ。
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