隊長 2018-10-24 21:35:56 |
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そうなのか?それならもう少し罪状を重ねればお前は俺に釘付けになるかも
(総監の眉間に銃口をつきつけた所から、男の背後に回ると後ろから肩を掴んでホールドし、こめかみに銃口をあてなおす。哀れ総監様は人質だ。相手の言葉にはいつもの軽口で返すが、先程の件を踏まえ含みのある言葉にますます口角はあがるばかりだった)
別にこのまま引き金を引いてもいいが、あんたの人生も終わりだ。あぁ、それかわざと急所を外して拳銃に撃たれる痛みってのを経験してみるのもいいかもしれないな。初体験だろ?
(総監を人質に取りこめかみに銃口を当てたまま、前に歩けとその体を押した。その先は公園の出口、人質を取ったまま逃亡しようという魂胆だ。総監に語りかける口調は軽い調子ではあるが内容はそれなりに物騒だ。拳銃が本物かも見抜けないなんて、相手の上司とは信じ難い。一応安全装置を外す音を聞かせてやったが、これで自分の立場というものを理解できるだろうか)
おい、道を開けろ!それと拳銃構えるのもやめてもらおうか。総監様の命がおしけりゃな。まったくとんだ失態だな総監様、なんせ人質に取られたのはお前なんだ。お前が人質に取られなきゃ、今頃簡単に俺の事捕まえられてたのに。お前のせいで、台無しだ
(周囲に聞こえる程の声で道を開けろと要求したあと、この責任はこいつのせいだと声を挙げていた。おそらく今人質にとるこの男の人望は最悪だろう、相手も含め立場が上だからいやいや従っているだけ。だからこそ、この総監のせいだと声を大にして言ってやった。言葉にして当たり前のことを言っているだけだが、権力ゆえに相手を含めた周囲の警察官は不平不満を口に出せずにいたのだろう。だから代弁してやったのだ、今から自分が逃走するのはこいつのせいだと。そうしてやれば総監へのヘイトが溜まった警察官らは自然と自分に同調する、『総監のせいで犯罪者が逃走する』という結末を望むのだ。読み通り大人しく警察官達は自分が逃げるための道を開け始める。総監が人質に取られていたから、という大義名分もある、警官達もそうせざるを得なかったと言い訳ができるのだ。この場を完全に掌握するとニヤリと口が歪む。総監を人質に取ったままあっさと行為だった出口にたどり着いたのだった)
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