irm. 2018-10-17 18:15:01 |
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……。……それはどうも。
(前置きの言葉に、運転しながらも意識は助手席に向けられる。続けて紡がれた言葉に僅かながら目を丸く。何時もの調子であれば、ヤクザ特有の義理人情ってやつか、なんて茶化す事も出来たはず。初めてに近い素直な言葉は、不覚にもとても嬉しい物であり、思わず緩みそうになる口元をきゅっと抑えながら「次のバトルが終わったら、3人でどこか美味しい店でも行くか。」と一言続け、その表情は無意識にも表情が何処か、嬉々とした様子で。しばらく走らせ、自宅マンションへと到着後、車から降りる際今度は自分がと荷物を持ち、エレベーターにて上がる。その中で、「煙草はベランダか台所の換気扇の下で吸えよ。壁やソファに染み付くからな。」と事前に一言。喫煙者であるがゆえにその弊害は分かりきった事で、綺麗好きな一面が垣間見えつ。)
はは、当たり前だろ。好きな奴の為なら何だってやれっから。さんきゅー。
(後ろから抱き締めると、彼の頬に自分の頬を擦り寄せ柔い感触を楽しむ。言葉を紡ぎながら、段々と頬が朱く染まる姿がとても可愛らしく、胸の内できゅん、と高鳴る心を了い。受け取った茶碗と共に、再び席に着くと彼からの問いに考える素振りを見せる。食べ進めながら、「んー社会的には駄目かもしんねぇけど、俺的にはオールオッケーだから良くね?飯がまずいのは…まぁ何回かやっていけば大丈夫っしょ!」と一言。彼の言葉通り聞くと確かに正論とも思えるが、自分自身社会的立場や家事能力はなんの壁でも無く、けらりと笑って見せて。ほぼ同時に食べ終えると、再び台所へと向かう。激務をこなす彼の笑みを見たのはいつ振りだろうか、心が満たされるのを感じながら横からちゅ、と触れるだけの軽い口付けを。)独歩ー、愛してるよ。
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