須藤 理仁 2018-10-16 22:54:58 |
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(自分だけが相手の事を知っていた気になっていただけで、結局相手には自分の考えがバレてしまう。優しく撫でられながら、ゆっくりと語られた本音に耳を傾けていくうちにあれだけ悩んで葛藤していたもやもやが嘘のように溶けていくのに気がついてゆっくりと詰まっていた息を吐き出し。_いいのだろうか、このまま一緒にいても。再び悩み始める頭を振って目を閉じる。なにより、自分も限界だ。逃げる道ではなく、共に乗り越えていく勇気が欲しいと強く願ってごろりと相手の隣に転がり空を見上げ_朝早い時刻だったからか、元々人通りが少ない道なのか。バイクの運転手どころか人影すら見当たらない。道の端で寝転んでいる状況に良いのか悪いのか苦笑いを浮かべつつチラリ、隣の相手を見て)
俺の方こそ、悪かった。一人で考えることじゃなかったのかもしれねぇ…俺だってお前が好きだよ。ずっとずっと、好きだったんだ…けど、俺は自分に自信がねーんだ…胸張って言えるような取り柄もないしな。だけどお前の事は誰よりも大事だって思ってる。一緒にいるだけじゃ、もう無理なんだ…足りない。ずっと隣で、俺と笑ってて欲しい。こんな俺でも、雅樹はいいのか…?
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