須藤 理仁 2018-10-16 22:54:58 |
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( 普段掛けられている眼鏡が外されて漸く見えた素顔に、泣かせてしまったものの悪いような気にはならず愛おしむように目を細めてじっと見つめ。漸く口にした想いに後悔がないと言えば嘘になる、場合によっては更に避けられてしまうかもしれない、それでも伝えたのはきっと自分の事を想って取った相手の行動に気付いたから。その理由は分からないにしろそれだけで十分だったのに、気付いてしまった相手の想いに安堵しつつ話に耳を傾ければ頭部を優しく撫でてやり。 )
…俺達さ、凄く遠回りしたよな。俺は好きな人に避けられて、勝手に傷付いて…このまま一緒に居ていいのか分からなくなった。けど…理仁は、俺なんかよりもっと…先を見て考えてくれてたんだよな。ごめん…それでも俺は、お前が好きなんだ…。本当は、ただ傍に居られるだけで良かった…いつもみたいに笑っていたかった…けど、もう知ったから。理仁の気持ちを知ってしまったから、ただの幼馴染に戻るなんて俺には無理だよ。それに今更、嫌えるはずないだろ…嫌うどころか、前よりももっと好きだって思えた。
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