須藤 理仁 2018-10-16 22:54:58 |
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くそッ、_くそったれが…!バカは、俺だ…
(気付けば見覚えのない通り。生まれてからずっと育ってきた町でも、普段使わない道の先では知らない場所なんて沢山あるのだと他人事のように思いつつ、情けない声と共に立ち止まり。登下校を避けたところで、どうしたって視界に入る。ずっと一緒に育ってきたんだから当たり前のことなのに、その場しのぎでしか行動出来なかった。いつからこんなに余裕がなくなってしまったのだろうとやる事全てに後悔ばかりのしかかる。どうしたら良かったのか、どうすれば…_この時完全に油断していた。だから赤信号にも関わらず突っ込んできたバイクに気付くのが遅れたんだと思う。きっとこれは罰だ、相手を最悪な方法で傷付けて勝手に逃げ出した自分への罰。でも、これで良かったのかもしれない。相手との思い出が走馬灯のように駆け巡る中、遠くなっていく意識の中で誰よりも大切で大好きな、相手の声が聞こえた気がした_)
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