バスケと青春

青峰


....ケッ、なーにを言ってやがるんだお前はよぉ( 尚も己を楽しそうに揶揄うような相手に呆れ半分と照れが混じっているらしく耳を軽く引っ張りながら頭をペシペシと叩き、表情からして肩を小突いたことに関しての解釈はどうやらポジティブな方を取ったみたいで「 はー....そうかよ、お前も物好きなんだなァ？ 」これ以上突っ込みを入れても埒が明かないと判断しこちらが折れ、自身の濡れ髪が好みだと言った彼に投げかけ。どうやらさっきから相手と自分が仲良くしているのが余程気になるのか突き刺さる視線にこちらも気づけば頭が解放されたと同時に少しだけ離れ。キリのいい所で号令が掛かりチーム割りで自身の名前が呼ばれれば怠そうに返事をし向かおうとすると相手から練習終わりに待つように言われ特に何も用事は無いため後ろ手でヒラヒラさせながら肯定の意を現し。コートに入り試合が始まればゴール間際でパスを貰い、華麗にシュートを決めては澄ました顔でディフェンスに回り相手からの攻めを待っていて)あー、もうわっかんねェ。.... あーい、今行くわ。...フンッおっせーな、ほら着いてきてみろよ？



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光


仲のいい異性かぁ、その人と居ればいい事があるって事だね。あ、ありがとう。....ん？緑間真太郎って、真太郎とあたしが仲良し？...何だか意外。( 隣に腰掛けられると先輩から頼まれたボールは良いのかと聞こうとするもタイミングを逃し今から早速自分の星座を占ってもらえば今日のラッキーアイテムたるものを額に貼り付けられそこからゆっくり剥がして書かれている内容を確認すると、てっきり仲のいい異性は高尾あたりが妥当だと思っていれば意外な事に相手の名前が書かれており、己は一番相手が好まなそうな騒がしい性格である為きょとん、としたような表情で相手を見続けていて。普通ならば好きにしろ、など冷たく流される場面であるが厳しいながらも成長できない原因をキチンと指摘をされ漸くその原因が分かると一度挫折を感じたら塞ぎ込んでしまう事が多々あったので苦い表情を浮かべ。自分よりも背の低い己に対し目線を合わせてくれれば優しさからか目頭が熱くなり始め)....やっぱり自分で壁を作ってしまったからかな？....じゃあ、あたしはまだ可能性は残ってるって判断したらいいかな？