❀ボクと乱れよう？✿

　
　
　
こんばんは、遅くなってしまったねぇ。少し邪魔するよ。眼帯の…───えーっと、…ちょっとど忘れしてしまったけれど黒い太刀の彼からね、ここに行ってほしいって言われたんだ。なんでも主に１番性格が僕みたいでね。…この姿では初めてだったかな、源氏の重宝、髭切さ。改めてよろしく頼むよ。──それにしても酷い話だよねぇ、主に似ているだなんて。ここだけの話…僕の主はね、結構ドライで…うん、言ってしまえば冷たい人なんだ。それに加えて飽き性だから縁も沢山捨ててきたんだってさ。もしかしたら僕も主の性格に似てしまって君に辛い思いをさせてしまうかもしれない。初めに謝っておくね。それでも良ければ──…どれ、先輩が胸を貸してあげよう（　ふふ　）…そうそう、参考までに。僕もメールだったり帯だったり、鳥でサークルに参加したり、こことは少し違うけれど色んな人が集まる場所でなりきりをしていたんだ。今もしていないわけではないけれど。

───そうだなぁ、まず、君が今どんな言葉をかけて欲しいのか、君にどんな言葉を掛けてあげればいいのか。それが僕には未だ計れていないから少し的外れな事を話してしまうかもしれない。ごめんね。
そこでひとつ質問があるのだけれど、君は今どうなりたいのかな？自分を変えたいなら僕は君に少しだけ厳しい言葉を掛けることになるかもしれない。気持ちを吐き出してネガティヴな気持ちを昇華させたいだけなら僕はここでお話を聞くだけにしようかな。口は災の元、だからね。（　悪戯っぽく口角引き上げると人差し指口元に当て　）

…でもね、何がいけなかったのか、それがわかっているなら改善する努力をしていけばいつかきっとそんな事もあったなぁって思えるようになると僕は思うよ。───さて、じゃあ君の話を聞かせてくれるかい。