執事長 2018-10-04 22:19:25 |
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>ジェイド
(彼に誘われるままに濃密な草花の香りがする、庭園の深部まで招かれて。青葉が折り重なり、自然のトンネルが形成され、その先を抜けると其処には大樹と呼ぶに相応しい世界樹が。ふわりとトンネルから涼風が通り抜け自分の背中を押す。勇気を貰ったように一歩、大樹へと近寄って。どっしりと構えた貫禄ある姿、天まで伸びる力強い幹、太陽光をたっぷりと吸って瑞々しい葉が風に揺らされ、まるで生き生きと躍動しているようだ。年月を経て形成された自然の芸術はまさに圧巻。ひゅ、と飲み込んだ息を細く吐き出すだけが精一杯。彼に声を掛けられ漸く我に返った。本日二度目の感動に頬は赤々と火照る。「…すっごいね!本当に凄いや。へへ、お気に入りの場所を教えてくれて有難う」稚拙ではあるが、自分に出来る最大限の喜びを体いっぱいで現し、満面の笑みで礼を告げる。たたっ、と駆け足気味で大樹の下まで近寄り、そっと木肌に掌を当てて。「此処で色々なものを見たり聞いたりしてきたんだろうね。ジェイドも何かあったら良く此処に来ているの?」ピタリと耳も木肌に当て暫しの間、目を閉じて耳を澄ませてみる。そうする事で大樹が経験してきた年月を少しでも感じ取ろうとするかのように。連れて来てくれた彼も此処に良く来ているのだろうか、静かな声音で問いかけを重ね)
(/いえいえ、此方が無理を言ってお相手をお願いしておりますので無理のない範囲、文の長さでお相手宜しくお願いします!蹴り可)
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