耽溺のグランギニョル【 指名制 / NBGL 】

耽溺のグランギニョル【 指名制 / NBGL 】

執事長  2018-10-04 22:19:25 
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 ゴトゴトゴト。
 廻る車輪は、意識のない貴方を運ぶ。
 鬱蒼と茂る樹海の最奥、人の世界の果てにひっそりと佇む御邸へ。

 やがて貴方は目を覚ます。
 寝ぼけまなこを覗き込むのは、文字通りの人でなしたち。
 彼らは口を揃えて言う。

   「ようこそ、大切なお食事さん」

 ――しかし、奇妙なことにバケモノたちにも心はあった。
 それどころか、一度気に入れば決して放さない、[耽溺]の気質を持つ者ばかり。
 始めは貴方のことを餌としてしか見ていなかった彼ら。
 触れ合いを重ねるにつれ、お互いの心に芽生えたのは果たして――?


>いらっしゃいませ、長旅ご苦労様でした。…と、よく眠ってらっしゃいますね。そのまま良い夢に溺れて、もう少しだけ、お静かに。

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  • No.188 by テオ/レナード/レンブラント/マリーシュカ  2018-10-08 19:38:27 



>皆様、お相手ありがとうございます。素敵なお客様と楽しい時間を過ごさせて頂いて感無量でございます…!情けないことを承知の上ですが、少々休憩を頂きます。当方の都合で皆様をお待たせするのは心苦しいので、一旦絡みを回収させて頂きますね…!休憩後、また募集上げさせて頂くと思いますので、またタイミングが合えばお相手をよろしくお願い致します…!



>シオン

…いただきます。(貴女が選んだティーカップ、黒は自分も好きな色であるためセンスは悪くない、と内心で褒めて。やがて料理が振舞われれば、意外にもお行儀よく食事の挨拶を。スプーンを手に、一口スープを飲む。貴女が作ってくれたものだから、もしかしたら――と思ったが、やはりバケモノの自分に人間の食べ物はよくわからないようで。「……あったかい」ただ、ほんのりと身体の芯から暖まるような感覚ははっきりと分かる。スプーンを置きつつ、ぽそりと呟いて。ふと、パタパタと使い魔のコウモリが飛来する。魔の言語で何かぽそぽそと聞こえてくる言葉は、人間には理解できないもので。「…俺行くね。スープ、ご馳走様」立ち上がると、貴女の頭を一度ぽん、と撫でる。いつになく優しい手つきには、感謝の意味も込められているのだろう。そのままレナードは、食堂を後にした)



>レベッカ

使い魔、いるカラ。……確かに、お前の手、あったかくて好キ(十字架、果たしてそんなものが本当に自分達バケモノに通用するのだろうか。答えは否だろうな、なんてぼんやり考えつつ鈍い輝きを放つ貴女の首飾りを物珍しそうに眺めて。家事の類も餌の仕事ではなく、あっけらかんと突っ撥ねるが、次に放たれた言葉にはぴくりと反応する。暖かい体温に触れられること、それは使い魔には担えない仕事。貴女の手の温度を思い出しながら、これまた素直に感想を告げて。「…オレ、バケモノなのに。怖くナイノ?」好きか嫌いか、その答えは決まっていると思っていた。いくら貴女が友好的に接してくれたとはいえ、それはテオの正体を知らなかったから。捕食者と獲物という関係性が明らかになったうえで、嫌いじゃないなんてありえるのだろうか。この状況も、飢えた獣のいる檻へ放り込まれたようなものなのに。ふと、ぐぅ、とテオの腹の虫が鳴る。貴女の耳に届いていれば気が気ではないだろうが、先程告げた通り今日貴女を食べるつもりはなく。「…オレ、行く。また、会いに来るカラ」すっくと立ち上がれば、その身長差から貴女を顔を見下ろしつつそちらへ歩み寄る。扉の前から退いてくれるように態度で促しつつ、再会の言葉を残して)



>ドロシー

(穏やかな気持ち、告げられたその言葉にどこか引っ掛かりを感じる。こうして自身の前で笑ってくれている貴女は、日常から連れ攫われ望まない生活を強いられている。人間を餌にするバケモノと同じ場所に閉じ込められていては、“穏やかな気持ち”になれることなんてそうそうないだろう。今度から使い魔に、貴女の部屋へ定期的に甘いものを届けさせようと思案して。「…あら、エリの瞳と同じ色。私には、少し若すぎないかしら」手を出しあぐねていたそれを、貴女がこちらに差し出してくれる。手のひらにほんの僅かな重みが加わり、貴女の言葉通り色に注目してみればそれは同居人の瞳を彷彿とさせるもので、思わずくす、と笑って。落ち着いている色合いとはいえピンクとは、少し派手すぎないだろうか。貴女は似合うと言ってくれたが、少し気後れしてしまうようで眉をハの字に曲げて。)



>ノア

そうやで、何たって“悪魔”やからね。(貴女の笑顔を見ていると、何だか心が擽られるような気分になる。やはり、貴女には笑顔が最も相応しい、そんなことを考えていると額を小突かれて片目を閉じる。「お、また一つお利口さんになったなぁ。…そういえば、あのフリージアはどうしたん?」貴女の無邪気な仕草を見ていると、連想させられたのは自身が貴女に贈った花。てっきり髪飾りとして身に着けてくれると思っていたのだが、貴女の髪に視線を移してもそこに黄色は宿っておらず。ならば一体どこにあるのか、と、同じ部屋の中にあるその花の存在には気づいていないようで)


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