執事長 2018-10-04 22:19:25 |
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>レベッカ
……オレ、可愛イ?それ、違ウ。可愛いの、お前。(可愛い、という形容詞を贈られれば怪訝そうに軽く眉を寄せて、かくんと首を傾ける。そうして、女性である貴女に軽々しくその言葉を贈り返したのは、それを誉め言葉だと認識していない。あくまで形容詞として、臆面もなく堂々と言い放って。「…分かんナイ、ずっと前カラある。ン、本物。回してミル?」顔に触れる体温が心地よく、表情にこそ出ないものの内心では心を和ませて。継ぎ接ぎをなぞられれば擽ったそうに少しだけ身じろぐ。ホチキスの芯のような針によって固く止められた太い糸、そのデコボコした感触は貴女に不気味さを感じさせてしまうかもしれない。螺子に言及されれば、こくりと頷いて肯定。じぃっと貴女の顔を見詰めつつ、そんなに気になるなら、と提案を。「…ン、いい。ソレ、嫌いじゃないカラ」額を撫でられると、まるで愛玩動物のようにきゅ、と目を細めて心地よさそうな表情に。放れていく手を名残惜しそうに目で追いつつ、貴女の謝罪を受け止めて。次いで投げかけられた大切な問い、答える前にゆっくりと立ち上がって「此処は、お前の街じゃナイ。オレ達、バケモノの家。お前、選ばれて連れて来ラレタ」窓の外を見る貴女の横顔を眺めつつ、簡潔な説明を。淡々とした口調なのは、この説明をする事に慣れているからだろうか)
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