執事長 2018-10-04 22:19:25 |
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>149 レンブラント
( あの日、贈られた黄色のフリージアの花は、小さなフラワーベースに一本だけ生けてテーブルに置いてある。それを眺めては悩み、贈ってくれた彼の事を思い浮かべるの繰り返しが数日続いた。「もぅ、息がつまりそう……。」はぁ、とため息をついて目を閉じているところに自分を呼ぶようなノックの音に気づく。座っていた椅子からゆっくり立ち上がり扉へ。もし、レンブラント以外だったら食べられてしまうから開けてはいけないと思いノックの相手の声を待って。ノックの主はレンブラント。扉にもたれかかるようにぺたんと座り、彼の低い声を聞いて。)______悩んだよ。すごく、もぅ、どうにかなりそうなくらいに。こんなに悩んだのは生まれて初めて。これ以上、悩んだら死んじゃいそう____________。( 間を開けて彼の問いに答えるようにゆっくりと話し始め。)
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