とくめい 2018-09-19 07:40:01 |
通報 |
ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
( 部屋の扉を閉めた瞬間糸が切れた様に身体から力が抜けていき思いの外気を張り続けていたことを自覚するといざ顔を突き合わせたら萎縮していた自身に対する呆れが強く襲い、真っ先に煙草を置いたテーブルへと足を向け一本手に取ると愛用のオイルライターで火を灯し、味わう様に深く息を吐けばすっかり自分の匂いの一部と化してしまった煙はまるで自身を守るように周りを漂って。肺を煙で満たし漠然と満足感を得ていると同じくテーブルの上に置かれているラップの掛かった一人分の料理が目に入り、手持ち無沙汰で作ってしまったものの警戒し口を付けない可能性も有る事に今更思い至れば自分も大概緊張感の無い事をしていたのだな、と思わず一人苦笑零し。ㅤ)
ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
トピック検索 |