女子生徒A 2018-08-31 20:07:52 |
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「私立織花女学院」について
物語の舞台となる女子高等学校。由緒ある名家のご令嬢や聖職に携わる家系の子女が多く在籍し、厳格な校風と伝統を重んじるミッションスクール。
大きな敷地には歴史を感じる重厚な作りの本校舎や礼拝用の教会、全生徒が生活する寮、他にも広い中庭や良く手入れされた薔薇園等、良家のお嬢様方が生活することを考えた施設が備えられている。
表向きは良家のご令嬢のために作られた教育機関だが、実際は歴史の裏で存在していたある「怪物」を囲う檻の役目を果たす施設。
「怪物」は公には人間として自分達を扱うこと、聖職者からの祓魔行為を甘んじて受ける代わりに自分達の吸血行為を咎めないこと、この二点を条件に学院に留まっている。
また、彼女達を屠る為に多くの聖職者が在籍し、人間味を帯びた愚かな願いの為に囲われた「怪物」を消し去るべく暗躍する。
「吸血鬼」について
古くから存在した怪物。永遠に老いることのない美しい容姿を持ち、食事として人間の血を啜る忌むべき存在。長い年月を経て御伽噺の中の存在としか捉えられなくなっていたが、大蒜や銀製品、十字架、日光などの弱点に少しずつ耐性を高めながら歴史の裏で生き永らえていた。
大元は始祖の吸血鬼と呼ばれる一人の女性であり、彼女が血を吸い眷属とした吸血鬼が子を産むことで血族を継いできた。そのため同じ吸血鬼でも吸血鬼の家系に生まれた者と、元人間が眷属となることで吸血鬼に転化した者が存在するが、生い立ちが異なるだけで能力的な差はほぼ無い。
唯一無二の始祖の吸血鬼を最上とし、それ以外は眷属として誰もが同等の存在と言える。
「聖職者」について
神に祈りを捧げる存在であり、歴史の裏で生き永らえる怪物を屠る役目を負った狩人。長い時間の中で耐性を付けたとはいえ依然弱点を抱える吸血鬼を祓い、人間に安寧をもたらす為に暗躍する。
祓魔を目的とした組織を形成し、とある名家の長が代々教祖として組織を取り仕切る。属する者達は多くが祓魔に長けた家系の者だが、稀に表舞台に立つ聖職者の家系の者が能力を見い出され加わったり、祓魔の家系の者でもその気質を危ぶまれ組織に属さない場合もある。
「薔薇姫様」について
学院に置ける地位で、優れた能力を持つものに与えられる称号。選ばれた生徒は胸にそれぞれ色の異なる薔薇のピンズを付け、一般生徒達の模範となるような行動を求められる。
実際は吸血鬼と、聖職者の中で特に秀でた者達がこれに選ばれており、ピンズに取り付けた発信機により常に行動を学院側に監視されている。
また、閉鎖された環境故に何かしらの影響を与えかねない存在、主に学院の意図を知らないであろう転入生にも取り付けられることがある。
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