Irrational

○○っ、Trick or Treat！　なんて…、きゅっ急に飛び出してごめんね…！　…ま、まぁ驚かせようとしてやったんだけど…。あっ、ごめんね、この格好じゃ分からないか…えっと、一応…俺だよ、ノアだよ。…あの、これはその、別に俺の頭がいつも以上に可笑しくなったとかそういう訳じゃなくて……ハロウィンってことで、今日はシェアハウスの皆が仮装をしてパーティをするらしいんだ。俺もそれに便乗して……まぁ、最初は俺も参加していいのかどうか分からなかったから、普通に部屋でじっとしてたんだけど…強引に引っ張り出してくれて、最終的にはこんな感じに。……ここの人達って、誰も彼も神様みたいに優しいよね、本当。…そっ、それで、あの、そんな成り行きなんだけど……もう一回言った方が、いい？――Trick or Treat。…俺、こういう行事ってあんまり参加したことないからよく分からないけど……今日は特別な夜だから、他の人に悪戯をしてもいいんだって聞いたよ。つまり、何でも許される日って事なん、だよ…ね？　……今なら、お菓子さえ持っていなければ、俺が君に――何をしても。


うーん、展開展開…と悩んだ末ハロウィンネタ…と思ったけども、季節のネタは出しづらいか。

大きな白布にやたらおどろおどろしい不気味な絵を描いて頭からすっぽり被ってるのかな。