>雨宮 夕嵐 「侵入されているのに、その軍勢よりも無法な大隊に対抗する軍備を整えることが、無駄と言ったわね。それは、つまり、抵抗はともかく防衛の迎撃でさえ疎かにする。ということよね?」 (そう、目には感情の波が無い。安定したそれは、平たい。おそらくは、自分のような奴以外がこれをしたとして止めに入る人がいるはずだが、それをしないのは、自分よりも武力のある人間が言葉で圧を発しているからだろうか)