現代妖魔大戦絵巻【戦闘・初心者、途中参加歓迎】

【世界観】

【退魔師】
古くから日本の夜を守護してきた人間にして超常の存在に至った存在。人間にとって有害な存在である妖怪や悪鬼などを討伐し、人知れず活動を続けてきた。しかし10年前に発生した大災厄の日から影で活動するだけでは手が足りなくなってしまったため、現在は国家機関として組み込まれ、才能のある人間を退魔師として取り立てている。

【防衛省特殊敵性存在対策局】
退魔師が表で活動するのに対し国家が導入した組織。名目上は防衛省の下部組織となっているが、その独自性から事実上独立した組織であると行っても過言ではない。五大退魔師の当主が幹部を勤めている。名前が長ったらしいため、もっぱら対策局と呼ばれている。

【五大退魔師】
古くから退魔師として活動してきた五つの家柄を指す。五代家ともいう。それぞれの家の当主が特殊敵性存在対策局の幹部を勤めている。安倍晴明の流れを汲む「安倍家」武術による討伐を得意とする「宮本家」多彩な術式を開発してきた「藤原家」神社に奉納する刀鍛冶の「雨宮家」悪しき存在を調伏し、使役する「犬神家」の5つを指す。他にも大きな家柄はいくつかあるが、この5つの家は特に大きく影響力も強い。

【安倍家】
当主は64代目安倍晴明、ちなみに女性である。すべての退魔師の根幹となった最も古い家系であり、影響力は絶大。無論対策局の局長を勤めている。一子相伝という条件付で九尾の狐を始めとしたカテゴリーEXクラスの妖魔を封印することが可能な唯一の家系。

【宮本家】
もともとは武芸者の集いであり、後述の雨宮家の打った武器を用いることで退魔師として活動してきた。その中でも最強の称号として「武蔵」の名が与えられ、これが当主の証にもなる。つまり当主は「宮本武蔵」となる。偶然か必然か、当主は二刀流の使い手でもある。血筋よりも実力を優先する傾向にあり藤原家とは仲が悪い。

【藤原家】
安倍家から派生した家柄で、巫術や祈祷といった術式による対魔術に特化した家系。血が才能を決めるという考えから藤原家の直系ほど霊力が強いと言われるエリート家系。親戚内での婚姻が多い。そのため強ければよその血でも受け入れる宮本家とは仲が悪い。

【雨宮家】
刀鍛冶の家系であり、血筋だけなら安倍家をも上回る古い血筋である。代々神社に奉納する刀剣を携えてきた家系であり、霊力を込めた武器を制作することを得意とする。現在は大手製造会社となっており、対策局で使用される武器を手がけている。

【犬神家】
妖魔を封印し身に宿し、自身の使い魔として使役することに長けた家系。当主は人間側最強の妖魔である「狗神」を代々受け継いでいる。狗神を始めとし戦力足り得る妖魔は非常に強大な妖魔であり、それを抑え込むために生命力を使用するため寿命が短い傾向にある。当主はわずか15歳の中学生。