名無しさん 2018-07-26 02:54:24 |
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【名前】早坂 八尋(はやさか やひろ)
【年齢】 20歳
【容姿】 ダークブラウンの髪色を無造作にマッシュっぽく 前髪を伸ばしている。目が大きくキリッとしており小顔。
【その他】器用な性格で 好奇心旺盛。その分思い通りにいかないと時より拗ねて強引な手段を取る。
【名前】 宮尾 智也(みやお ともや)
【年齢】 26歳
【容姿】 アッシュベージュの髪をワックスで柔らかく立たせたマッシュヘアー、タレ目で口元に黒子がある。
【その他】人当たりの良い温和な性格。時よりマイペースで面倒くさがりで少し飽きっぽい。
…アイスティと、アイスコーヒー一つ
(ファミレスに入ると比較的店内の隅に位置する席に座る。通りがかった店員に無愛想に注文をすると、スマホを取り出し時間を気にし始める。)
ムスッとしてると折角の男前が台無しだよ、早坂
…先に 注文しておいてくれたんだ
(店内に入ると 無愛想にスマホを睨みつけている青年を見つけ、そちらに近寄っていく。空いた席にアイスコーヒーが置かれていて 来る前に二人分の飲み物を用意されていたことに感謝する。外は暑くて 喉が渇いていたので すぐに三分の一ほど飲んでしまう。)
…そっちの用事って何
俺たち "別れた"はずだけど?
やっぱり 別れたくない とか言う話?
(スマホを見れば時刻は待ち合わせの五分前、いつもは十分は早く到着していて むしろ先に来て待っているような相手の今日の些細な行動に素っ気ない態度を取る。早坂 と苗字で呼ばれたのも気に入らない。アイスティーに付属のミルクとシロップ、相手が使わないであろうミルクとシロップまで回収して入れる。ぐるぐるマドラーで混ぜ合わせながら 相手の顔色を伺う。)
呼び出して ごめんな
…最後に渡したいものがあったんだ
一昨日誕生日だっただろ?そのプレゼント
(ここ最近はなんだか機嫌が悪い事が多い相手だったが、今日は目も合わせてくれないらしい。よほど自分とは会いたくなかったのだろうと思うと数日前までの関係が嘘のようで寂しくなる。相手の飲み物のカラが溢れないように紙ナプキンで包んでやると、長細い紙袋差し出す。)
…重っ…何これ?箱…?
プレゼントって…
(確かに一昨日は誕生日で ようやく20歳を迎えて、学校の友人に囃し立てられていた。相手の些細な言葉選びにまた苛立ちながら受け取った紙袋は、思ったより重量感があり 中には高価そうな箱が入っている。ポカンとしながら 相手の顔と見合わせる。改めて見ると 以前自分がコーディネートした服を纏っている。その時は難色を示してかけてくれなかった黒縁の伊達眼鏡も組み込まれていた。)
シャンパンだよ
そんなに良いモノでもないけど…
二十歳の祝いだし、今まで生真面目に我慢してたみたいだからな
誕生日 おめでとう
(やっと目があったかと思えば 渡された箱に動揺しているように見えた。付き合っていた頃 何度も興味を示してはいたが大人として未成年の飲酒を認める訳にはいかず 宥めてきた。ようやく 飲酒解禁の祝いとして数ヶ月前から取り寄せていたモノ、相手の口に合うように選んだ代物だった。きょとんとした瞳と目が合うと まだまだ幼さを感じて、こちらは力なく笑ってみせる。)
っ、と…あ ありがとう
…グラス……ぁ、
(柔らかな笑顔を向けられ 先程まで逆立っていた気持ちが収まっていく。箱を開けると やはり高価そうな瓶と 細身のシャンパングラスが挟むように並んでいる。グラス自体にも細やかで上品な模様が入っており キラキラとしていた。そして 紙袋に入ったカードを見て目を見開く。『happy birthday やひろ』と見慣れた手書きのカードが入っていた。かつて 相手の家に遊びに行った時に 二十歳になったら飲もうと約束を交わした事を思い出した。)
飲む機会がなくなっちまったから、何とか渡すだけでもしたくてな…不快だったら そのまま売り飛ばしてもいいし、そのまま捨ててもいいから
新しい恋人との記念に飲んでもいいし、好きにしてくれ
……僕の用事はこれで終わりだよ
(中身を見て固まってしまった相手に 流石に重かったなと押し付けた事を後悔しかけている。今日の服装だって 自分にとっては思い出深い格好で、少しでも気にして貰えたら良いなと思ったが 全くの無反応で 当てが外れてしまう。全く もう自分への脈が無いのだと察すると、飲みかけのコーヒーを残したまま 席を立とうとする。)
飲む機会がなくなったから、何とか渡すだけでもしたくてな…不快だったら そのまま売り飛ばしてもいいし、そのまま捨ててもいいから
新しい恋人との記念に飲んでもいいし、好きにしてくれ
……僕の用事はこれで終わりだよ
(中身を見て固まってしまった相手に 流石に重かったなと押し付けた事を後悔しかけている。今日の服装だって 自分にとっては思い出深い格好で、少しでも気にして貰えたら良いなと思ったが 全くの無反応で 当てが外れてしまう。全く もう自分への脈が無いのだと察すると、飲みかけのコーヒーを残したまま 席を立とうとする。)
ま まって…!
…俺の、用事がまだなんだけど
(プレゼントを渡して早々に帰ろうとする相手を慌てて引き止める。相手は本気でその為だけに会いに来たのだろう。実を言うと用事などは特にないのだが ここで帰らせたくない。)
あ そうだった
ごめんな 俺だけ用事済ませて帰るところだった!
(引き止められて 少し嬉しいと感じたのは、まだ未練がましい思いが残っているせいだろうか。改めて座り直すと いつものように優しく笑って相手の言葉を待ってやる。)
…、智也は これでいいのかよ
こんな…一方的に別れ話されてさ…
文句の一つや二つくらい、この際言いたい事
言えばいいんじゃねーの?
(出会ってからも 付き合ってからも、相手の態度はいつも淡白に見えた。自分が好きだ と言うから義務的に付き合ってくれていたように見えて仕方ない。自分は色んなものを与えられてるのに、相手は自分に何も求めてこない。突然理不尽に別れたいだなんで言われて 腹が立たない訳がない。不満の一つも言われた方が楽なのに。)
…なんだそれ、
文句言われに来たってこと?
(引き止めたかと思えば 文句を言え、とよく分からない事を言われて呆れる。確かに言いたい事はなくはないが。残りのコーヒーを飲みながらため息をつく。)
…なんかあるだろ
(ぶっきらぼうに 相手を睨みつければため息を返されてまたモヤモヤしてくる。本当はそんな事言いたいんじゃ、言われたいんじゃないのに 口は勝手に訳の分からない事をぶつけている。せめて、少しでも心の内を見せてくれれば 俺だって素直になれるのに。やけに喉が乾いて甘い紅茶を啜る。)
……そうだな、
すぐ不機嫌になって 八つ当たりするのは悪い癖だと思うよ… そうやって話を聞かないで一方的なとこも
(相手が何を考えているのまるで分からない。最後くらいはスッキリ別れて、せめて綺麗な思い出として相手の中に残ればよいと思っていたのに。悪口を言わされるとは思わなかった。相変わらず 行動が突飛で読めない。)
…、
(いつも笑っている印象の強い相手にお叱りの言葉を受けるのはどうにも精神にくる。自分から言い出した事とは言え 宮尾に怒られるだなんて滅多になかったので ガラにもなくビクビクしてしまう。)
…今度は、ちゃんと
憧れと 恋心を間違えてはダメだよ…
…それじゃあね
(叱られる事に慣れてない相手が落ち込んでいるのが分かる。微かにハの字になってる眉と つぐんだ唇が震えているのを見れば 怒る気など毛頭起きない。最後は優しく笑って その頭をポンと撫でて、飲み物代と少し多めのお金を置いて席を立つ。)
…間違えてなんか、ないけどな
お前だって…全然人の話聞いてねぇじゃん…
憧れだけで 男を好きになったりしねーっつーの
(最後にそんな事を言った宮尾に、自分の恋心すら信用されていなかったのだと悟る。思えば 想いを告げて三年間 セックスはおろか、キスすらも数えるほどしかした経験がない。初めから自分ばかりが 好きで、一方通行なままだったと分かると 目の前が滲む。)
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