主 2018-07-25 11:44:36 ID:a9f5f808e |
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>All
998……999……1000………、ふぅ……
(拠点の要塞の外に広がる鍛錬場の一角、左手の親指を床につけ、右手は腰に回し、片手の筋肉だけでの腕立てを行っている。その背中には自身の相棒でもある氷の龍が退屈そうな表情で乗っかっている。地面には汗が染み込み、色が変わってしまっているが、それでも気にもとめる様子はない。
「また筋肉増やして。乗せる僕の身にもなってくださいよ。」
うるせぇ、人間一人の重さなんざ誤差だろうが。あと2セット付き合いな。
「はいはい。わかりました。」
(そのままの体制を崩さずに手を入れ替えるとまたトレーニングを再開しようとして
>31 グレン
侵蝕騎士団と共闘たぁ、面白くねぇ。なぁオイ。
「失礼、我が騎士団長は寝起きを引っ張られてきて機嫌が悪いのです。許してくれとは言いませんが、今は顔を立ててやってください。」
(金属同士が打ち合わされる重苦しい足音、相手と同じ古プレートの重装甲が織りなすものだ。しかし、左手のタワーシールドと右手の突撃鑓の重量が加わり、その足音は一層重苦しい。そのうえなにか苛立っているのかわざと足を踏み鳴らしているようにも見える。その後に追従する龍がため息混じりに相手に謝罪をして、
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