この世界が神に創造されてから、人と龍とは共に支え合い生きてきた。世界には多くの脅威が渦巻いており、人はそれらから実を守るすべを持たなかった。そこで神は人へ龍を遣わせた。人は龍へ供物を捧げ、龍は人を守護した。
やがて人が知恵を身につけ、力を身に着け、文化を作り上げた。そうなると人と龍は共に生きる存在となった。
しかし、全てがそうなるとは限らなかった。
人が力を持つのを恐れた龍が、己の力を奢った人が、お互いを裏切ったのだ。
それを嘆いた神は、罰として人を裏切った龍を邪龍に変貌させ、龍を裏切った人を魔人へと変貌させた。そして両者をすべての生物から嫌われる存在としてしまったのだ。
神はそれを人と龍への戒めとした。神は人と龍に、かつて同じであった魔人と邪竜の尽くを討滅せよと命じた。
魔人と邪龍を討伐するために人と龍がともに戦う。それが現在の龍騎士の原型となった。
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